トゥシューズで立って痛くないのかな？
バレエを見て、誰もがまず思うことでしょう。
トゥシューズのつま先は固くなってて、
つま先立ちできるようになってます。
それでも 足指の先が痛いでしょ？
と思いますよね？
トゥシューズを履いて、
つま先立つために、
バレリーナーは基礎訓練をします。
足の甲は板みたいなもんだと思いがちですが、
実は関節が入ってて、基礎訓練で
ストレッチと足裏筋を鍛えることによって、しなるのです。
足の甲がしなると
裸足でつま先立っても
下図のような差が出てきます。
こうして出来たトゥシューズに適した足を
バレエ界では「甲が出た足」と表現します。
甲の出た足でトゥシューズを履き
つま先で立つと下図のように 足全体で体重は支えられます
背骨の湾曲が
体重を分散させているのと 同じ理屈です。
バレエダンサーのたゆまぬ努力と
バレエのために開発されたトゥシューズの共同作業で
バレエ特有の美しいポーズが完成されるんですね。
